ひと口にアルミといっても、様々な種類があるのをご存知ですか?
今回は、アルミニウムについてご説明させていただきます。
代表的な材質として、
A5052やA5056といった5000番台のアルミが挙げられます。
流通量が多く、安価で、比較的素材のままでも平坦度がでていることから、
我々の業界では重宝されています。
プレート加工の場合、板厚そのままでご利用いただくお客様が多いです。
他の材質ですと、上下面の切削が必要になり、
材料費が高くついたり、板のソリが発生してしまうというデメリットがあります。
その点、A5052は非常に便利です。
より精度のでている高精度板といったものも存在しています。
そのほかには、
A7075、A2017といった高強度アルミ、いわゆるジュラルミンがあります。
強度が必要なベース加工などで、頻繁に使用されています。
A5052と比較すると、特に旋盤加工では切削屑がつながりににくいため、
加工がしやすいです。
アルミの切削加工時の敵は、なんといっても巻いてしまう切削屑なので。。。
油断するとすぐ製品にキズをつけてしまいます。
強度の面では非常に優秀な材質で、鉄よりも軽く、
加工性も良い(タップの加工がちょっと大変です)ので、
弊社としてもお薦めの材質です。
そのほかには、A1050、A2024、A6061、A6063といった材質が存在します。
ご使用環境、用途に応じて材質をご選択いただければと思います。
大日精機では材質のご提案もさせていただきますので、
お気軽にご相談いただければと思います!