おはようございます。

東京の空は快晴、今朝も前の落ち葉を清掃してクリーンな気持ちで加工業務開始しました。

 

さて、ステンレスの種類についてご紹介してきましたが、最後に、マルテンサイト系、析出硬化系をご紹介させていただきます。

こちらの材種に共通しているのは、処理を施すことで硬度が上げることができる点です。耐食性、強度、耐熱性が求めらる部品で広く使用されています。

 

【マルテンサイト系】

①代表的な材質  SUS420J2、SUS440C

②焼入れにより硬化するので、成分に合わせて熱処理条件を選ぶことにより様々な性質が得られる

③耐食性を求める場合、炭素量が少ない方が望ましく、逆に、炭素含有量の多いものは耐磨耗性が優れいる。

 

【析出硬化系】

①代表的な材質  SUS630

②析出硬化処理を行うことで、耐食性(SUS304同等)と高強度(SUS304の2倍)が得られる。析出硬化処理とは、固溶化熱処理後に析出硬化(時効硬化)を人工的に行う処理。

 

 

目的や用途に応じて、上手にステンレスを選択しましょう。

大日精機はステンレス(SUS)の切削加工を得意としておりますので、部品製作の際はお気軽にお問い合わせください。