おはようございます。
大田区の今朝の天気は快晴です!本日も機械加工頑張ってまいります。
本日は、「熱処理」についてご説明したいと思います。
「熱処理」を行う目的はいくつかありますが、最も多く利用される目的としては、「金属を硬くすること」ではないでしょうか。
金属(鋼)の中には、「焼入れ」&「焼もどし」という熱処理を施すことで、硬くなる材質が存在します。
例えば、S45C・SK・SKD11・SKH51・SCMなど。
摺動するパーツの耐摩耗性を上げたり、刃物のように切れ味を上げたり。
その目的に応じて、材質と焼入れ硬度を選定していただくことになります。
話は戻りますが、「焼き戻し」とはどのような処理で、なぜその工程が必要なのでしょうか?
シンプルに言うと、
「焼入れ」→硬くする
「焼き戻し」→粘りや強靭性を高める、丈夫な状態にする
となります。
焼入れをしただけでは、「硬くはなるものの、脆く壊れやすい状態」になります。
すぐ割れたり、欠けてしまったら使い物にならないですよね。それを解決するために、再加熱をして硬度を調整するのが「焼き戻し」の役割なのです。
弊社は、金属の切削を得意とする「金属加工」の会社ですので、熱処理自体は協力会社で行っております。焼入れ前のブランク製作→熱処理→処理後の仕上げ(切削&仕上げ)まで弊社がまとめさせていただきます。
東京都大田区で、金属加工の業者をお探しでしたら、大日精機までお問い合わせください!